はじめての流星ウォッチ[年間流星群カレンダー]

【流星群2019-2021】流れ星鑑賞のすすめ

これから見れる 次いつ[年間流星群カレンダー]
『天体観測』はかならず機材をそろえる必要はなく、簡単な知識から始める星空ウォッチングがあります。とくに流星群観測は、のんびり夜空を眺めながら流れ星を楽しむだけで、身も心もリラックスできるでしょう。

また、流星群観測が気に入ったなら、星座の物語に想いをはせながら、星の位置をおぼえていくのも楽しいですよ。



流星群ウォッチング

星空ライブカメラ

星空カメラ・奈良 2021

ハワイ・マウナケア:すばる望遠鏡


国際宇宙ステーション(ISS)




眼視観測とは

眼視観測(がんしかんそく)は、天体観測機材を使用せず、人の目で流星群を観測・鑑賞することです。

眼視観測
天体を肉眼で確認しつつ、数量的なものや流星の発光点や消滅点位置を記録。天体機器は使用せず、目撃した観測を情報として残します。
眼視鑑賞
天体を肉眼で楽しむ天体ウォッチング。流れ星を待つ間は、目標方向の星座を鑑賞。純粋に星を眺めるだけなので、気軽に始めてみましょう。

三大流星群

毎年定期的に多くの流星が出現する流星群を『三大流星群』と表現しています。この3つの流星群は「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」です。

しぶんぎ座流星群〈12月28日~01月12日〉
しぶんぎ座流星群(Quadrantids)は、年末年始にかけて流星を見せてくれる天体イベント。流星出現のピークは1月4日ごろなので、忙しい正月三ヶ日が明けてから一息いれる気分で楽しめます。
しぶんぎ座流星群は、毎年1月3日ごろから流星出現ピークを迎えますが、その最盛期の期間は数時間程度と短いため、ピーク時刻が昼間になるか夜間になるかは、その年によって変化するので、毎年が鑑賞日和にはなりません。


〈流星出現ピーク:1月4日ごろ〉

ペルセウス座流星群〈7月17日~08月24日〉
ペルセウス座流星群(Perseids)は、夏の天体イベントとして有名で、多くのメディアにも取りあげられる夏の風物詩。日本ではちょうど夏休み・お盆連休と重なるため、多くの団体・施設・地方自治体などが星空鑑賞会を開催します。
ペルセウス座流星群は、流星出現数が非常に豊富なうえ明るい流星が多いので、初めての天体鑑賞にはオススメ。また夏の夜の時間帯ということもあり、他の流星群鑑賞のように凍える心配はありません。鑑賞場所によっては虫の対策が必要になるくらいです。


〈流星出現ピーク:8月13日ごろ〉

ふたご座流星群〈12月04日~12月17日〉
ふたご座流星群(Geminids)は、一晩で出現する流星数としては年間最大の流星群。天候や観測時間帯の条件が良ければ、一晩で500個以上の流星を確認できます。これは1時間あたりの出現数に換算すると40個〜60個となり、さらに過去には100個以上も確認されています。
ふたご座流星群の流星も明るいため、初心者の天体鑑賞にもオススメです。


〈流星出現ピーク:12月15日ごろ〉



ペルセウス座流星群:方角と条件

2021年『ペルセウス座流星群』の日本における観測条件は 絶好の条件 と非常に期待が高まります。あとはピーク時の好天を願うばかり。

ペルセウス座流星群:星図

見る方角と観測条件[ペルセウス座流星群 星図]

ペルセウス座流星群:観測情報

観測条件 2021年のピーク(極大)は、日本時間で8月13日 3時頃。ピーク前後数時間にわたって非常に多く(1時間あたり50個前後)の流星が確認できると予測。また、今年のピーク時では月明かり影響がなく観測条件としては非常に良好。
月齢 月齢3.9〜4.9:観測に良好
極大時刻 〈2021年8月13日 3時頃頃〉極大時刻は日本時間で早朝。とくに流れ星が多く観測されるピーク時間帯では月明かりのなく、夜間帯の12日深夜から13日夜明けまでがもっとも見頃。
見る方向 流星はペルセウス座を中心として出現。ペルセウス座流星群の放射点は、早朝3時ごろに真上からやや北東方向にあります。
ただ、流星は夜空一面にの出現するので、雲がなければどの方向を見てもOK。ピーク時は月明りもないため、市街地ではない方角を観察しましょう。
ピーク時間帯
(日本時)
【第一候補】8月12日 22時ごろ
【第二候補】8月13日 3時ごろ《流星ピーク》

ふたご座流星群:方角と条件

2020年『ふたご座流星群』の日本における観測条件は 好条件 となります。快晴の夜は非常に寒いです。厳冬向けの防寒ウェアで天体鑑賞してください。

ふたご座流星群:星図

見る方角と観測条件[ふたご座流星群 星図]

ふたご座流星群:観測情報

観測条件 2020年のピーク時刻は日本時間では昼間ですが、夜間は月明りがなく流星を見やすい。観測条件としては良好。
月齢 〈月齢0〉新月で好条件
極大時刻 〈12月14日 10時頃〉ピーク時刻は日本時間で14日昼ですが、月明かりのない夜間帯の14日未明と15日未明がもっとも見頃となります。
見る方向 ふたご座流星群の放射点は、21時ごろ東方向から昇り、深夜1時ごろには夜空のてっぺんに位置します。流星は夜空一面にの出現するので、雲がなければどの方向を見てもOK。ピーク時は月明りもないため、市街地ではない方角を観察しましょう。
ピーク時間帯
(日本時)
【第一候補】12月13日21時頃~14日日の出。
【第二候補】12月14日21時頃~15日日の出、12月12日21時頃~13日日の出

しぶんぎ座流星群:方角と条件

2021年しぶんぎ座流星群の日本における観測条件は あまり良くない です。

星図

見る方角と観測条件[しぶんぎ座流星群 星図]

観測情報

観測条件 ピーク時刻は22時と、一般的にも見やすい時間帯で好条件。ただ、月明り放射点付近にあるので目に入らない注意が必要。月がない方向を見つつ明るい流星に期待。
月齢 〈月齢20〉流星群の放射点が22時頃に昇りますが、明るい月も21時頃には昇ります。月明りは一晩中ある観測的には『良くない』条件。月の位置は『しし座』方向。
極大時刻 日本でのピーク時刻は夜間帯とベスト。ちょうど流星群の放射点があがり始めるころなので、観測条件としては良好。この好条件は日付が変わった4日未明まで継続。
見る方向 流星の出現位置は『北東』。流星は広い範囲で見えますが、流星放射点ちかくに月明りがあるので、月が視界に入らない方向を見て観測しましょう。
ピーク時間帯
(日本時)
【第一候補】1月3日22:00~4日夜明け。
【第二候補】1月2日22:00~3日夜明け。


年間主要流星群リスト

流星群とは、夜空のとある中心から放射状に広がるように出現する多数の流星のことです。

流星群の出現は、毎年同じ時期に見れる定常群と、数年~数十年おきに活発に出現する周期群、突然出現する突発群に分けられています。

流星群ウォッチになれていない方々は、毎年同時期に見れる定常群が分かりやすく、星空鑑賞計画も立てやすいでしょう。なお、ピーク日時の予想時刻は過去データから求められている例年のピークを参考に予測しています。

これから見れる流星群のリストとして参考にしてください。

流星群名 活動期間 ピーク日時予測
2019 2020 2021
しぶんぎ 12月28日~
1月12日
1月4日11時 1月4日17時 1月4日0時
こと 4月14日~
4月30日
4月23日9時 4月22日15時 4月22日22時
みずがめη 4月19日~
5月28日
5月6日23時 5月5日2時 5月6日11時
うしかい 6月22日~
7月2日
6月28日7時 6月27日13時 6月27日19時
みずがめδ 7月12日~
8月23日
7月28日 7月28日 7月28日
やぎ 7月3日~
8月15日
7月30日 7月30日 7月30日
ペルセウス 7月17日~
8月24日
8月13日16時 8月12日22時 8月13日4時
りゅう 10月6日~
10月10日
10月9日15時 10月8日21時 10月9日3時
オリオン 10月2日~
11月7日
10月22日8時 10月21日14時 10月21日20時
しし 11月6日~
11月30日
11月18日14時 11月17日20時 11月18日2時
ふたご 12月4日~
12月17日
12月15日4時 12月14日10時 12月14日16時
こぐま 12月17日~
12月26日
12月23日12時 12月23日18時 12月23日0時


流星鑑賞に必要な物

流星群ウォッチングに適した星空スポットは、光害の少ない森林地帯や山奥が多く、街中より気温が低くなり寒い場合があります。

天体観測はジックリ時間をかけて夜空を見上げるので、地域によっては防寒対策をシッカリしましょう。寒さに震えながらリラックスした流れ星鑑賞はできません。

まずは、星空観察にふさわしい服装と、持っていくと便利なグッズをご紹介します。

初めの必需品

天体観測は屋外での鑑賞がほとんど。移動用ライト・防寒対策シッカリと。

  • 懐中電灯(鑑賞ポイントまでの移動用)〔Amazon
  • レジャーシート
  • ひざ掛け、携帯カイロ
  • 虫除けスプレーや虫除けリング(夏なら必須)

ジックリ鑑賞したい場合

星空ウォッチングが気に入ったなら、長時間の天体鑑賞でも体に負担をからない、楽々グッズを少しずつ揃えていきましょう。

折りたたみ椅子や簡易ベッドは、折りたたみができるキャンプ用が軽く・携帯性が良く便利。星座早見盤は星座の確認から、流星が出現する範囲となる放射点の位置を確認できます。天体観測用ライトが無い場合は、懐中電灯に赤セロファンを貼付け光量を落として利用しましょう。

  • 星座入門書:星座を見つけよう 〔Amazon
  • 星座の事典〔Amazon
  • 天体観測用ライト〔Amazon
  • 星座早見盤〔Amazon
  • 折りたたみチェア
  • ネッククッション(椅子なら首の負担を軽減)
  • 簡易ベッド(キャンプ用が最適)

双眼鏡、望遠鏡は見える範囲がたいへん狭く観察しづらいため、流れ星鑑賞がメインなら必要ありません。

流星・星を撮影したい場合

ここまでいくと立派な天体ファン。自分に目的に合った製品をあせらずジックリ選びましょう。また最近は、スマートフォンのカメラ性能が向上しているので、スマホを固定できるミニ三脚に取り付けて星空撮影にチャレンジするのも面白いですよ。

  • カメラ(デジタル・フィルム機どちらも可)
  • 三脚(カメラの固定に使用)

冬時期は厳冬時の服装で

冬が寒いのは誰でも知っていることですが、光源の少ない自然豊かな森林や山間部の寒さは、アウトドア活動を多く経験する人しか知りません。

とくに山は、標高が 100m 高くなるにつれ気温は0.6度下がり、風速 1m ごとに体感気温1度下がります。少し高い山へ行けば標高1000mはかるく超えるため、気温は平野部より6度ほど低くなると思ってください。
また、流れ星ウォッチングは身体を動かない状態をつづける趣味なので、登山で歩くよりさらに寒いです。

冬の天体観測の服装は、基本的に完全冬装備で行きましょう。車で鑑賞ポイントへ向かうなら、耐寒性能の違うインナーウェア・アウターウェアを積んでおけば、現地の気温に合わせて体温コントロールできますよ。

【全国の天文台】一般公開天文台:一覧