危険・注意事項[阿蘇火口見学 観光アクセス]

阿蘇火口見学:2《観光エリア・危険対策》

阿蘇火山見学 立入規制 観光エリア 避難所 道路アクセス
阿蘇山の観光といえば『中岳火口見物』が人気。活火山の火口を間近で見れることから、海外からも多くの観光客が訪れます。

火口周辺エリアまでは舗装道路が整備されているので、特別な格好をする必要もありません。火山活動が穏やかで火山ガスの規制がなければ、エメラルドグリーンの湯だまり火口を見学することができるでしょう。



阿蘇火山火口規制情報




火口見学ゾーン:案内図

阿蘇山の火口は南北に並んでおり、東西400m、南北1,100mにわたり広がっています。阿蘇山で活動中の『第1火口』をふくめて7つの火口がありますが、他の火口は現在停滞している状態です。

阿蘇中岳火口の周辺は複数の見学ゾーンがあります。これらの見学ゾーンは、火山活動状況や風向きによって立ち入り規制がゾーンごとに実施されます。
阿蘇火口見学 立入規制 バス運行 駐車場

火口見学ゾーン

Aゾーン
常時立ち入り禁止区域。
B-1ゾーン(火口縁)
旧火口群が望める区域が見学できるゾーン。
B-2ゾーン(火口縁)
おもに中岳第1火口が見学できるゾーン。
Cゾーン(火口広場)
避難休憩施設・駐車場ゾーン。
Dゾーン(展望所)
火口は望めませんが展望台あり。草千里、杵島岳、烏帽子岳など雄大な眺めの景観ゾーン。
Eゾーン(火口縁)
中岳第一火口のほぼ全景が見れる。噴火口に一番近く噴気音も体感できる。

B1、B2、C、D、Eゾーン以外の区域は常に立入禁止です。

阿蘇山火口 新見学エリア:Eゾーン

新設された火口見学エリア『Eゾーン』ですが見学条件があり、以下の2つの条件を満たしたときに新エリアにて見学が実現します。

Eゾーンで見学できる条件

  • 火山ガスの発生などにより従来からある一般の見学エリア『B1、B2ゾーン』に立ち入りができない場合。
  • 新見学エリア『Eゾーン』の火山ガスや風速が基準値以下の場合。

Eゾーン見学の手順

阿蘇山有料公園道路を利用した中岳火口見学とは見学方法が違いますので注意しましょう。なお、阿蘇山上ターミナル発着の専用バスで行くことができます。

  1. 従来の一般見学エリアよりも火口に近いため、専用バス乗車前に安全確認の動画を視聴。
  2. 注意事項を確認した後にバスで移動(徒歩移動はありません)
  3. バスで到着後、Eゾーンでの見学時間は約15分です。

Eゾーン見学料金

Eゾーン見学料金にはバス往復料金含んでいます。

    情報のポイント

  • 大人:1,200円
  • 小人:600円

Eゾーン見学バス乗り場

Eゾーン見学用バスは『阿蘇山上ターミナル』から運行します。




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火山ガスへの注意

阿蘇中岳火口見物と火口周辺の立入り規制については、阿蘇火山防災会議協議会からの阿蘇火山西火口規制情報(火山ガス・濃霧等で火口周辺立ち入り禁止規制)が営業開始時刻の直前に発表されます。
阿蘇火口は活火山であるため、観光客の立入り状況は直前にならないと判断できません。また、営業時間中に規制が発令された場合には、即時避難指示および立入り規制が発令されます。

火山ガス・噴火の注意事項[阿蘇火口見学 再開状況]

  1. 阿蘇中岳火口と周辺では火山ガス(二酸化硫黄・SO2:呼吸器に対して強い刺激作用を持つガスです。)が流れているため、次の方は生命に関わりますので、火口見学を禁止します。
    • ぜん息の方
    • 気管支疾患、心臓疾患の方
    • 心臓ペースメーカー装着の方
    • 体調不良の方
  2. 火口見学をされる方は、火山ガスによる事故防止のため、必ず濡れティッシュ等を携帯し、火山ガスの臭気を感じたら、すぐ口や鼻を押さえ下山してください。
  3. 火山ガスを吸って体調に異常をおぼえた方は、危険ですので至急火口監視員にお知らせください。また、常に火山ガスに関するアナウンスに注意し、緊急時には火口監視員の指示にしたがってください。

火山ガス濃度ランプ

火山ガス濃度ランプ[阿蘇火口見学 再開状況]
阿蘇中岳火口見学の再開にあたり、環境省は阿蘇山上に訪れる観光客へむけて有害な火山ガスの濃度をランプによって目視できる機器『火山ガス濃度ランプ』を導入。

機器の上部で点灯するランプの色によって、発生する火山ガスの濃度を教えてくれます。ランプの色による情報は以下のとおり。
火山ガス濃度ランプ[阿蘇火口見学 再開状況]

  • 赤(濃度 5 ppm~):大変危険なので避難してください。
  • 黄(濃度 2 ppm~):体調不良の人は警告。健康な人は注意。
  • 緑(濃度 0.2 ppm~):体調不良の人は注意。健康な人は安全。
  • 青(濃度 0 ppm~):安全

《避難が必要な場合は、音声でもお知らせされます。》

退避壕

阿蘇火口の見学広場周辺には『退避壕(たいひごう)』という円柱状のコンクリート小屋が多数設置されています。
火口退避壕[阿蘇火口見学 再開状況]
これらの施設は、予測できない火口噴火が起きた場合に、噴出物から身を守るための避難小屋です。万が一の噴火の際には待避壕へ逃げ込んでください。なお、退避壕のなかにはヘルメットとガスマスクが常備してあります。
火口退避壕[阿蘇火口見学 再開状況]