『小池水源(おいけすいげん)』は、他の水源とくらべ湧水池が広く子供達の遊び場でもあり、よく釣り遊びをしています。お弁当持参で水辺や木陰でのんびり過ごせます。明るく静かな水源です。
名水情報
水源
「小池」という名称とは対照的で、澄んだ水面の広さが特徴的な湧水池。地元の子どもたちの釣り遊び場所でもあります。
以前は農作物に利用する濯漑(かんがい)用の池として活用されていましたが、平成16年度の周辺整備にあわせ公園化が進められ、現在は憩いの場としても利用されています。また「平成の名水百選」にも選ばれている。
毎分13トンの湧水量は、広い湧水池の透明度を保つのには十分。太陽の光をうけた水草が鮮やかで、つい水の存在を忘れてしまいます。
汲み場は、天然水と木々に囲まれておりヒーリング効果を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
また、水源上流には水神様が祀られ、
その右側の底からは、噴出する湧水が砂を巻き上げるようすを間近で見ることできるでしょう。
湧き水は水神様の周りだけでなく、湧水池の広い範囲からも湧き出ている。湧き出る天然水とともに出てくる多数の気泡が水面で割れることによって、池が大きなサイダーのように「シュワシュワ」鳴ってます。
また、毎年5月末頃からホタル観賞ができるスポットでもあります。
ミネラル成分
※ミネラル成分が分析されていません。
- pH(14℃)
- –
- ナトリウム
- – (mg/ℓ)
- カリウム
- – (mg/ℓ)
- カルシウム
- – (mg/ℓ)
- マグネシウム
- – (mg/ℓ)
- 湧水量
- 13(トン/毎分)
汲み場
水源には遊歩道が整備され、涌き出し口まで容易にたどり着ける。
水神様が祀られる湧水口まわりは汲み場が整備され、汲み場と水面の高さの差はほぼなく汲みやすい。ただし、駐車場からすこし距離があり階段が数十段あるため、容量が多い重くなるタンクを持っての移動は重労働になりそう。
また、遊歩道と汲み場の幅はせまいため移動には注意が必要です。
汲み場には、漏斗(じょうご)や柄杓(ひしゃく)などは用意されていません。
施設・その他
水源周りは公園化されており、5台程度停められる駐車場に、
阿蘇が一望できる東屋のほかベンチ等が設置されています。お手洗いは、線路そばに建てられた作業用施設が利用できます。
ロケーション
水源の水は農業に利用されるため周辺は田畑に囲まれていますが、道路整備は行き届いており車でのアクセスは楽。村道と【国道325号線】、それに南阿蘇登山道路と北直線上につながっており場所は非常にわかりやすい。
すぐそばを『南阿蘇鉄道』が通っていますが、お手洗いがある施設は最寄り駅ではなく列車は停車しません。
また、東方向の近場には『吉田城御献上汲場』水源あり。
アクセス情報
鉄道
水源へのアクセスは、南阿蘇鉄道であれば停車駅が『中松駅』と『阿蘇白川駅』の中間点になります。双方の駅から距離で約2キロメートルであるため、徒歩だと30分ほどかかるでしょう。
バス
付近の村道を走る産交バスで『阿蘇白水農協前』か『吉田登山線入口』で下車。停留所から徒歩5分ほど。
車・バイク
南阿蘇から高森へと通じる【国道325号線】を利用して、まずは『阿蘇白水温泉瑠璃』をめざしてください。すると、【県道111号線・阿蘇登山道路】と交差する交差点があります。
交差点付近には『JA阿蘇白水中央支所給油所』と『JA阿蘇グリーンなんごう』があり、そちら方向(南側)へ進入してください。
しばらく直進したら『観光ぶどう園・ノースグレープファーム』と『JA阿蘇白水中央支所』がある『白水村吉田』交差点を直進。約350メートル直進すれば左手に小池水源が見えてきます。
湧水地情報
- 所在地
- 熊本県阿蘇郡南阿蘇村吉田1102[地図]
- 料金
- 無料
- 駐車場
- 無料・5台程度
- トイレ
- 線路沿い施設に有り
- 店舗
- 無し
- その他
- 東屋とベンチあり。汲み場まで階段あり。
南阿蘇湧水群リンク
白川水源 | 竹崎水源 | 妙見神社の池 | 吉田城御献上汲場 | 小池水源 | 明神池名水公園 | 池の川水源湧沢津水源 | 寺坂水源 | 川地後水源 | 塩井社水源