おすすめイベント 開催場所[九州 雛祭り]

九州『ひな祭り』観光

おすすめイベント 開催場所[九州 雛祭り]
毎年3月が近付いてくると九州地方では『雛祭り(ひなまつり)』のイベントが多く開催されます。ひな祭りは、女子のすこやかな成長を祈る節句の行事です。

九州の雛祭りでは、江戸時代などといった古くから残されている貴重な雛人形の展示もおおく、また地域によって受け継がれた風習がちがうことにより様々な人形や飾り付けを見ることができます。


福岡

いいづか雛のまつり

飯塚市(いいづかし)は、福岡県の中部にある市。観光スポットには、嘉穂劇場、旧伊藤伝右衛門邸などがあり、春をむかえる頃になると飯塚市中心街の付近では『いいづか雛(ひいな)のまつり』が開催されます。

人気のひな祭りスポットは『旧伊藤伝右衛門邸』の日本一の規模を誇る座敷雛。『嘉穂劇場』の巨大おきあげ雛と絵巻物語り。そのほか多数の開場で、ひな人形の展示が行われています。

開催時期
2018年02月03日~2018年03月27日
開催場所
福岡県飯塚市
問合せ
飯塚観光協会(Tel:0948-22-3511)
情報
全18会場(地区)で、約10,000体の雛を飾っています。

筑後吉井おひなさまめぐり

うきは市(うきはし)は福岡県の南東部、大分県との県境にある市。筑後吉井は江戸時代のころ、久留米有馬藩と日田天領をむすぶ豊後街道の宿場町として栄えました。

この宿場町のひな祭りは、各家々の女性の手作りによって生み出された雛人形『おきあげ』と『箱びな』で、商店、旧家、公共施設に展示されています。

開催時期
2018年02月11日~2018年04月03日
開催場所
福岡県うきは市吉井町
問合せ
うきは市観光協会(Tel:0943-76-3980)
情報
平成8年国の文化庁より『伝統的建造物群保存地区』に、福岡県内で第1号の選定を受けています。

柳川雛祭り・さげもんめぐり

柳川市(やながわし)は福岡県の南西部にある市。観光では『柳川川下り』や『立花氏庭園(御花・松濤園)』が人気が高い。また、うなぎの蒸籠蒸しをいただける老舗鰻屋が集う街でもあります。

柳川の雛祭りでは『さげもん』と呼ばれる独特の雛飾りをおこなう風習があります。この飾り付けは江戸末期ごろより始まった風習で、女の子の初節句祝いに、お雛様の代わりに古着の端切れで小物を作り飾ってお祝いしたのが始まりと言い伝えられています。

開催時期
2018年02月11日~2018年04月03日
開催場所
福岡県柳川市
問合せ
柳川市観光案内所(Tel:0944-74-0891)
情報
柳川独特のひな飾りの『さげもん』と、情緒あふれる『おひな様水上パレード』や『流し雛祭』が人気。

雛の里・八女ぼんぼりまつり

八女市(やめし)は福岡県南西部にある市。全国ブランドになっている八女茶・玉露を名産とし、筑後米や果物といった農産物の評価も高い。また、和紙と提灯に雛人形づくりの町でもあります。

八女の雛人形は、箱に収められた『箱雛(はこひな)』が独特で、この地で江戸期から昭和30年代まで作られていました。現在でも、一般的な雛人形の生産地としては国内有数。

ひな人形の展示公開スポットは多く、古くから栄えた街並の白壁通りの民家・商店街店舗に100か所以上は飾られています。
人気の高い展示場所は『旧寺崎邸』『八女伝統工芸館』『堺屋』など。さらに『八女人形会館』2階の人形博物館では「徳川家と江戸時代の人形展」を常設展示。

祭り期間中のイベントとしては「おひなさまパレード」「十二単衣と束帯姿の結婚式」や「おひなさま供養祭」などが催されます。

開催時期
2018年02月11日~2018年03月11日
開催場所
福岡県八女市
問合せ
八女市役所商工観光課(Tel:0943-23-1192)
情報

佐賀

佐賀城下ひなまつり

佐賀市(さがし)は佐賀平野の中心付近にある市。
『佐賀城下ひなまつり』は、鍋島36万石の城下町佐賀に春の訪れを告げる祭事で、侯爵『鍋島家』伝来の由緒あるお雛様をはじめ、鍋島小紋や伝統工芸手織り佐賀錦を纏ったお雛様など佐賀らしいお雛様たちを展示。

公開されるひな人形で圧巻なのは、徴古館に飾られた長さ6メートルと5メートルの二つの大雛壇飾り。これらの飾り物は、鍋島家で実際に飾られていた雛人形・雛道具で、その数は約500点と非常に多い。さらに珍しい極小の純銀製雛道具176点も展示されています。

展示会場は徒歩でいける圏内に集中しており「旧古賀銀行」「旧古賀家」「旧牛島家」「旧福田家」「旧森永家」「旧久富家」あたりは短時間で移動できます。

開催時期
2018年02月11日~2018年03月31日
開催場所
佐賀県佐賀市
問合せ
佐賀市観光協会(Tel:0952-20-2200)
情報

長崎

平戸松浦家のひな人形

ひな人形が展示されている平戸島(ひらどじま)は、長崎県北部、北松浦半島の西海上にある島。

この島には遣隋使・遣唐使・遣新羅使の頃から寄港地として利用され、海外との重要な交通拠点でした。また1550年にはポルトガル船の来航で、平戸港は南蛮貿易港となり、のちにフランシスコ・ザビエルをはじめとするイエズス会宣教師によってキリスト教が布教されることになります。

松浦史料博物館に展示してある雛人形は、老中松平定信の娘『蓁姫(しんひめ)』が、松浦家第35代『熈(ひろむ)』に輿入れの時に持参した雛人形になります。

開催時期
2018年01月10日~2018年04月03日
開催場所
長崎県平戸市鏡川町12
問合せ
松浦史料博物館(Tel:0950-22-2236)
備考
営業時間(毎日: 08:30 – 17:30)

熊本

人吉球磨は、ひなまつり

人吉市(ひとよしし)と球磨郡(くまぐん)は、熊本県最南部にある街で、『人吉球磨は、ひなまつり』は人吉球磨地方一帯で開催されます。
ひな人形の展示も約100ヶ所以上と広範囲に点在。移動手段は、くま川鉄道か自動車で巡るのが最適でしょう。

日本三急流の一つ『球磨川(くまがわ)』が流れる人吉球磨地方には、相良家700年の歴史が生んだ文化財が多い。代々受け継がれた優雅な雛人形に、地元の方々による可愛らしい手づくり雛人形と、多彩多様なお雛様がご覧になれます。

また、ひな祭り期間中は女性限定おもてなし企画が多く。人吉・球磨地方のおいしい素材を生かしたお食事やスイーツや、人吉温泉女将の会さくら会によるランチ「おひな御膳」と「おひな会席」やお得な宿泊プランの「ひなの宿パック」などのプランが女性観光客に人気です。

開催時期
2018年02月01日~2018年03月21日
開催場所
熊本県人吉市・球磨郡
問合せ
人吉球磨広域行政組合広域観光課(Tel:0966-23-3080)
備考
雛祭り期間中は、女性限定おもてなし企画が満載。

大分

うすき雛めぐり

臼杵市(うすきし)は大分県の東海岸にある市。 観光スポットには国宝・特別史跡の臼杵磨崖仏や、国の天然記念物となる風連鍾乳洞。また、臼杵城(城跡)の城下町には稲葉家下屋敷・旧丸毛家屋敷などがあります。

時代は『天保の改革』のころ、質素倹約に徹した藩政によって、臼杵の町人たちは「紙製のお雛様」しか飾ることを許されませんでした。
当時の作り方は残っていませんが、その時代のお雛様の原型であった『立ち雛』を参考に、シンプルですが色鮮やかな立ち雛人形が3000体ほど市内の各所に飾られます。

ひな人形の展示は、臼杵市観光交流プラザ、旧真光寺、久家の大蔵、サーラ・デ・うすき、そのほか市内商店、屋敷などに飾られています。

開催時期
2018年02月09日~2018年03月11日
開催場所
大分県臼杵市
問合せ
臼杵市観光情報協会(Tel:0972-64-7130)
備考
期間中には各種イベントを開催。

城下町杵築散策とひいなめぐり

杵築市(きつきし)は大分県の北東部にある市。
観光スポットには、八坂川の河口にある杵築城と、谷間を挟んだ旧城下町の侍屋敷と町家が『サンドイッチ型城下町』と独特の景観で人気。そのほか小熊山古墳・御塔山古墳といった遺跡群も多い。

杵築市周辺は、海の幸、山の幸に恵まれており、松平藩とその城下町は栄えていました。財政が潤っていたため、ひな人形には職人の細かい技巧がほどこされており、伝統と華やかさがうかがえます。

展示される雛人形には、藩医であった佐野家に伝わる貴重なお雛様や、享保時代から武家や商家で飾られてきた雛人形などもあります。小京都と呼ばれる杵築らしく、文化財施設・屋敷に飾られる多彩で古式ゆかしい“ひいな”に出会えます。

開催時期
2018年02月10日~2018年03月11日
開催場所
大分県杵築市
問合せ
杵築市観光協会(Tel:0978-63-0100)
備考
期間中は多数のイベントを開催します。

天領日田おひなまつり

日田市(ひたし)は大分県の北西部にある市。
観光スポットには、江戸時代中期からの町家が残る『豆田町』が重要伝統的建造物群保存地区とされており、多数の歴史的な名所・旧跡がある。また、その他の地区にも国登録有形文化財や史跡が存在しています。

江戸幕府の西国筋郡代の役所が置かれ、九州随一といわれるほどの繁栄を極めた天領日田。
掛屋を中心とする豪商たちが活躍し、町人文化が花開いた日田の旧家には、京都屈指の人形師から取り寄せたひな人形も残っています。
雛人形の展示場所は、市内の約20ヶ所あまりの旧家や資料館です。天領時代の文化を物語る全国的にも珍しい雛人形から、庶民の間で親しまれた紙と布で作る『おきあげ雛』と呼ばれる人形までが一斉に展示・公開されます。

開催時期
2018年02月15日~2018年03月31日
開催場所
大分県日田市 豆田町・隈・天瀬町界隈・その他
問合せ
日田市観光協会(Tel:0973-22-2036)
備考
ひな祭り開催期間中は『日田おおやま梅まつり』や『豆田流しびな』『天領日田おひなまつり健康マラソン大会』のほか『高塚愛宕地蔵尊春の大祭』などを同時開催します。

城下町中津のひなまつり

中津市(なかつし)は大分県の北西端にある市。
観光スポットは、中津城、薦神社(こもじんじゃ)、福沢諭吉旧居のほか、日本三大奇勝として知られる耶馬渓(やばけい)。

中津藩10万石の城下町でもあった中津市の雛人形は、絢爛豪華な有職雛、享保雛、古今雛をはじめ、庶民に親しまれた一文雛、置あげ(押し絵)人形など、江戸中期から現代までの多彩な雛人形があります。

『城下町中津のひなまつり』は、多くの商店が軒を並べ商人の町としても活気のる城下町で開催されます。ひな祭り期間中は、JR中津駅から日の出町、新博多町の商店街や諸町を中心に人形展示会場が開設され、ギャラリー、お茶会、出店などで賑わいます。

おもな雛人形の展示会場は、中津市歴史民俗資料館、南部まちなみ交流館、村上医家史料館、大江医家史料館などです。

開催時期
2018年02月24日~2018年03月11日
開催場所
大分県中津市
問合せ
人間ひな飾り:中津城 奥平家歴史資料館(Tel:0979-22-3651)
備考
中津城(奥平家歴史資料館)では雛祭り期間中『人間ひな飾り』が行われ、お城をバックした人間雛を見ることができます。一般の方の参加もできます(参加費が必要です)。

宮崎

綾雛山まつり

綾町(あやちょう)は宮崎県の中西部にある町。
観光スポットは、鎌倉時代末期に綾町に築城された言われる戦国の山城『綾城(あやじょう)』。城の山間にすすむと九州中央山地国定公園があり、長さ250.0m 高さ142.0mの歩行者専用の『照葉大吊橋(てるはおおつりばし)』は圧巻です。

『雛山』飾り付けは独特で、雛人形を囲むように縮尺の山河を再現するのが特徴。

綾町の『ひな山』の始まりは江戸時代で、北麓の梅薮地区が発祥の地とされています。女性は昔より山の神とされ、山の神にふさわしいもので御祝いをするために『雛山』が生まれたと言われています。

平民は豊かではない時代でしたが、女の子が生まれれば親戚や近隣住民が思い思いの、粘土で土人形や木の枝で木製の人形などを作り、山や川で拾ってきた巨木や古木、奇岩、奇石を飾り付け、花木などを持ち寄って奥座敷に山の神が住む風景を再現したものが『ひな山』の始まりです。
『ひな山』には、女の子のすこやかな成長と末永く幸せにとの願いが込められています。

展示はメイン会場となる綾町中央通り商店街です。商店や個人宅など約20ヶ所で、それぞれ趣向を凝らし個性豊かな雛山が展示されます。

開催時期
2018年02月24日~2018年03月4日
開催場所
宮崎県綾町
問合せ
綾町商工会(Tel:0985-77-0017)
備考
期間中の催し物あります。

鹿児島

薩摩のひなまつり

仙巌園(せんがんえん)は鹿児島県鹿児島市吉野町字磯にある薩摩藩主島津氏の別邸跡とその庭園です。別名『磯庭園(いそていえん)』とも呼ばれています。春の季節には、カンヒザクラをふくめた梅や桜が敷地内で開花します。。

仙巌園の雛祭りは、鹿児島独自の紙びなを見ることができます。尚古集成館では『島津家伝来 人形とひな道具展』が開催され、5代将軍徳川綱吉の養女竹姫のお輿入れにお供した島津家伝来の99種、407点もの雛人形と雛道具が公開展示されます。

また、期間中イベントとして、県内唯一の製作工房・小澤人形の講師のご指導のもと製作していただく『薩摩糸びな手づくり教室』や、1年間の幸せと健康を願って小さい竹の舟にのった身代わりびなを曲水の流れに流す神事『流しびな』。さらに、曲水の庭で繰り広げられる豪華絢爛たる時代絵巻、曲水の流れに盃を浮かべ和歌を詠む風流な春の行事『曲水の宴』などが開催されます。

開催時期
2018年02月03日~2018年04月26日
開催場所
鹿児島県鹿児島市仙巌園
問合せ
仙巌園(Tel:099-247-1551)
備考
期間中はさまざまなイベントが開催されます。