パワースポット 参拝と利益[阿蘇神社 観光 祈願]

阿蘇神社:参拝やご利益について

パワースポット 参拝と利益[阿蘇神社 観光 祈願]

阿蘇神社は、武天皇の孫神で阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ家族神12神を祀り、2000年以上の歴史を有する古社。

その阿蘇神社の拝殿では、祭事・神事のほか祈願も行っています。また、神社境内には、願い事をかなえると言い伝えられているパワースポットがあり、参拝客や観光客の多くが訪れています。


参拝について

阿蘇神社は、2016年 熊本地震によって神社のシンボル的な建造物である『楼門(ろうもん)』が倒壊し、社殿のほぼすべてが倒壊・破損しました。
熊本地震 被害状況[阿蘇神社 観光 祈願]
現在、賢明な復旧作業がすすんでいますが、歴史的価値のある建造物であるゆえ、旧来の部材をなるべく組み込む方法で復旧しているため、多くの年月を必要としています。

阿蘇神社では地震前と同じように参拝ができますが、復旧箇所の周辺は安全対策のためフェンスで囲んでおり立ち入り禁止にしてあります。なお、参拝のための順路は掲載画像を参考にしてください。
参拝ルート[阿蘇神社 観光 祈願]

ご利益

阿蘇神社は、熊本でも有数のパワースポットとして人気の場所。楼門(修復中)をくぐったあと、目の前には阿蘇をのぞむ本殿があり、右手の敷地内には縁結びの松をはじめ、願掛け石などもあります。

縁結びの松

『縁結びの松』は、謡曲高砂でも有名な阿蘇大宮司友成卿が、1020年前に播州尾上から名高い松の実を持ち帰った松が、縁結びに霊験があるとされています。

縁結びの願掛けは、松を中心にして歩いて周回するもので、男性と女性で回転方向が違っており、男性は左から2回、女性は右から2回まわるとご利益があるとされます。
男性は左から、女子は右から回るというのは由来があって、日本で最初の夫婦の神、イザナギとイザナミがオノゴロ島にて柱を中心に回りあったことが由来とされています。

この願掛けによって恋人ができたり、結婚ができたという体験談はいくつも挙っているようです。

願掛け石

『願掛け石』は、拝殿の右手にあり、古代から神石とされている。
御祭神阿蘇大明神がもろもろの願いを込めて額づかれたと言われる。この石は願かけの石として祀られています。

『願掛け石』への願かけには作法があり、石を3回撫でてから願い事をかけると叶うとされています。

神の泉

阿蘇一の宮は、昔から地下水が噴出する『清泉の町』として知られていました。また、境内の水は古くから『神の泉』と呼ばれており、不老長寿の水として多くの方に飲用されています。

ご祈願

阿蘇神社では、希望に応じて願い事を受け付けており、神前にて『ご祈願』を行っています。ご祈願を受けることで一年間の御守護、開運を祈られることをおすすめしています。

おもな祈願は、厄払い・家内安全・安産・身体健康・子授け・良縁・初宮参り・還暦ほか賀寿祝い・学業成就・車祓交通安全・商売繁盛・病気平癒・工事安全祈願・五穀豊穣・牛馬安全など。

なお、受付は遠方の方のばあい郵便・電話でも受け付けしています。

個人の御祈願はご予約不要です。団体の御祈願のみ要予約(通常のお立ち寄り参拝はご連絡不要です)。ただし、祭典、行事等によってできない場合があるため、事前に問い合わせしてください。

御祈願(御祓い)受付
9:00~16:30

御朱印

御朱印

阿蘇神社の御朱印には、「奉拝」「阿蘇神社」の文字が記され、「肥後一ノ宮」「阿蘇神社」の印が押されます。
御朱印 御朱印帳[阿蘇神社 観光 祈願]

初穂料
300円
受付時間
9時~17時
受付場所
社務所

御朱印帳

阿蘇神社の『御朱印帳』は、金色の生地の表に楼門(ろうもん)、裏には社印である違い鷹の羽と阿蘇神社の文字が織り込まれています。御朱印帳の表地は金地で、楼門の刺繍が施される美しい御朱印帳です。
御朱印 御朱印帳[阿蘇神社 観光 祈願]

初穂料
1500円(御朱印代含)
受付時間
9時~17時
受付場所
社務所

初詣参拝のようす

2020年 初詣

初詣参拝 2020年[阿蘇神社 観光 祈願]
令和になって初めての元旦がやってきました。
阿蘇神社2020年の初詣には、多くの参拝者が訪れています。2016年の熊本地震以来、元旦の参拝者が増えて以前の賑わいが戻ってきています。

案内所のある第1駐車場から見える『楼門(ろうもん)』跡には、修復作業用建物の土台が施行され、土台中心には楼門の耐震用フレームとなる4本の鉄骨が組み上がっています。
初詣参拝 2020年[阿蘇神社 観光 祈願]
熊本地震より前は健在だった楼門をくぐって参拝していましたが、倒壊後は工事用フェンスの前を東に左折して仮拝殿(拝殿も地震で倒壊)へ向かっていましたが、2020年は右折してから第2駐車場から初詣参拝所へ向かいます。なお、初詣参拝するには順路が決められていて、参拝者は一方通行になります。
初詣参拝 2020年[阿蘇神社 観光 祈願]
初詣参拝の順路は、楼門の修復工事現場を避けて左回りで拝殿前の初詣参拝所へだどりつきます。参拝のあとそのまま進めば、初詣のために設けられた特設の御守所では、破魔矢、熊手、御神酒を用意しています。

その先の左右には、おみくじ結び所、お札所、御守所、奉賛受付所、おみくじ授与所、御朱印・御祈願受付所、お焚き上げ所があります。


撮影は元旦でしたが、14時ごろには初詣参拝者の列が続いており、参拝者順路の起点となる楼門前には長蛇の列が東方向へ伸びていました。列の流れはスムーズではなく、参拝までそれなりに待つ必要があります。

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2018年 初詣

初詣・お正月参拝[阿蘇神社・熊本市一の宮]
2018年始め、阿蘇神社ではお正月参拝で多くの観光客が神社を訪れています。

案内所がある第1駐車場から見える『楼門』があった場所では、倒壊した楼門を解体する作業区画が安全ネットに包まれています。すでに楼門の解体は昨年11月に完了。楼門前にも参拝所は設置してあります。

境内の参拝所・拝殿へむかうには、阿蘇山がのぞむ南側の鳥居前から入ります。入って左側は『お焚き上げ所』があり、役目を終えた、しめ縄、破魔矢、熊手を浄火しています。その横には、御朱印・御祈願受付所があります。
右側には手前から、おみくじ結び所、お札所、御守所、奉賛受付所、おみくじ授与所がならびます。特設の御守所では、破魔矢、熊手、御神酒を用意しています。
初詣・お正月参拝[阿蘇神社・熊本市一の宮]
これらの特設テントの前をぬけて奥に進むと、神殿前にお正月参拝用に設けられた参拝所があります。従来からある屋根付きの仮設参拝所でも参拝できますから、初詣参拝は2箇所になります。また、観光客で境内が過密になったばあいは、参拝者はそのまま奥に進んで退出する一方通行になります。

元旦と正月の道路規制時間帯の道路には屋台が並びます。写真撮影は元旦の午後15時頃ですが、臨時駐車場へ入るために並ぶクルマの列が、国道57号線まで続いていました。
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阿蘇神社 情報 / アクセス

熊本市方面から阿蘇神社のある阿蘇市へ自動車・バイクでアクセスする場合、カーナビの案内に注意してください。なぜかというと、2016年 熊本地震によって熊本市〜阿蘇方面への最短ルートでもある【国道57号線】は、南阿蘇村立野付近で大規模な斜面崩落により全面通行止め。《2020年度内の復旧開通予定。》


【新阿蘇大橋・国道57号:復旧開通】
2016年 熊本地震によって崩落した『阿蘇大橋』が『新阿蘇大橋』として 2021年3月7日 に完成開通。また、外輪山斜面崩落で不通となっていた『国道57号』阿蘇立野と、阿蘇外輪山トンネルを抜ける国道57号北側復旧ルートは 2020年10月3日 に復旧・開通しました。
復旧した道路復旧開通日
国道57号 北側復旧ルート(新規)2020年10月3日
国道57号(崩落寸断した現道)2020年10月3日
新阿蘇大橋(新規)2021年3月7日
阿蘇長陽大橋2017年8月27日
俵山トンネルルート2016年12月24日
JR 豊肥線[肥後大津〜阿蘇]2020年8月8日
南阿蘇鉄道[立野〜高森]2023年7月15日
大震災後の状況を残した関連記事『【熊本地震】国道57号・被災不通ルート《復旧計画》

所在地 問合せ

住所
〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083−1〔地図
駐車場
専用駐車場・普通車50台程度(平常時)
問合せ
阿蘇神社社務所(電話)0967-22-0064

交通アクセス

  • JR豊肥本線 宮地駅から徒歩15分
  • 九州産交バス 阿蘇駅前下車
  • 熊本インターから車で1時間半

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