発生時期いつ 災害規模 地域[南海トラフ 地震対策]

南海トラフ地震《巨大地震の知識対策》

発生時期いつ 災害規模 場所[南海トラフ 地震対策]
日本の国土面積は世界と比較して 0.25% と少ないものの、地震の発生回数の割合は全世界の 18.5% と極めて高い。これは日本列島が地震、火山活動が活発な環太平洋変動帯にあるからです。



地震の知識・対策

南海トラフ巨大地震

南海トラフ地震・関東地震をふくめ巨大地震は、発生の周期があり今後もかならず起こります。また、熊本地震のように地震研究所でも把握できない大地震も今後発生すると警告している。

M9クラスの超巨大地震

発生場所 震源地 範囲[南海トラフ 地震対策]
南海トラフ巨大地震は西日本を中心に、超広域にわたる巨大な津波、強い揺れがともなう。その被害は、東日本大震災を超える甚大な人的・物的被害が発生し、国難とも言える巨大災害になるものと想定される。

近年の研究では、過去発生した南海地震の情報をより精査した結果、M9クラスの超巨大地震が発生した可能性も推定されている。その他にも、南海トラフから琉球海溝まで全長1000kmにも及ぶ断層が連動して破壊されることで、非常に細長い領域におけるM9クラスの連動型地震、あるいはM9クラスの二つの超巨大地震が連動して発生する可能性もある。

30年以内に高確率発生する3つの南海地震

発生場所 震源地 範囲[南海トラフ 地震対策]
近年、日本列島の近海で発生が予測されている3つの大型地震に地震調査委員会・気象庁などが警戒しています。

3つの大規模地震は、太平洋岸の海域で周期的に起こっている、東海地震、東南海地震、南海地震と言われている巨大地震です。

南海トラフ大地震の発生地域
地震発生地域
東海地震 東海地方から首都圏までの範囲
東南海地震
南海地震
中部から近畿・四国までと広大な範囲

南海大地震が30年以内に発生する確率

発生場所 震度 範囲[南海トラフ 地震対策]
これら大型地震が30年以内に発生する確率は、M8.0の東海地震が88パーセント、M8.1の東南海地震が70パーセント、M8.4の南海地震が60パーセントという高い数値です(以下の参照)。この予測値は毎年更新されるが、少しずつ上昇している。
予想される最大震度はすべて『M8』を超える激震規模で、ひとたび発生すれば甚大な被災はまぬがれず、有効な対策がほどこされなければ多数の死傷者が出るでしょう。

今後30年以内に大地震が起きる確率と最大震度
地震発生確率 予想最大震度
東海地震 88% M8.0
東南海地震 70% M8.1
南海地震 60% M8.4

南海トラフ巨大地震の周期

南海トラフ地震は大昔から約90~150年(中世以前の発生記録では200年以上)の間隔で繰り返し発生していることが判明している。

南海トラフ大地震の原因となる東海地震、東南海地震、南海地震の震源域は、毎回数時間から数年の期間が開くか、あるいは同時に3つの地震が連動するとみられる。ただし、1605年 慶長地震は南海トラフを震源とすることに異論もあり、南海トラフ地震は「約200年程度の間隔で発生する」という見解もある。

いつ発生 過去 周期[南海トラフ 地震対策]


大地震に備える

地震は、ある日に突然起こり予測は直前にしかできません。そのため、前もって避難必需品を準備しておかないと、被災後に不自由な避難生活をしいられます。さらに、大規模な地震発生後は救援の手が届くまで日数がかかり、最低でも数日間は自力ですごせる食料・飲料水などのストックが必要です。
とくに家族がいるばあい、人数分の水・食料が必要になるため、日頃から短期保存食(ローリングストック)長期保存食を食生活に取り入れて準備しましょう。