2017年冬から2018年春まで全国的に寒波が猛威をふるいましたが、南国熊本でもその影響をうけ阿蘇地方には例年になく雪が降りました。
高齢の一心行の大桜にも厳しい越冬だったとおもいますが、先日訪れてみたところ外見的には、いつも通りでした。現地管理人さんに様子をうかがいましたが特に問題は見当たらず例年どおりの状態のようです。
2018年 開花状況
撮影：2018年2月23日
今春も枝にたくさんの蕾を確認しました。全国の桜開花予報を確認すると、今年は3月中下旬から急に暖かくなるため、開花が例年より早くなると予報されています。
一心行の大桜の2017年開花は、つづく寒波の影響で開花は遅れたため、満開宣言は4月13日でした。ことしは異例の早咲き満開になるのか要注目です。
撮影：2018年3月29日
本日、南阿蘇村『一心行の大桜』の開花宣言が出されました。2017年より10日はやく、2014〜16年とほぼ同じ時期に開花しました。
一心行の大桜が生育する公園兼パークゴルフ場の河津桜はすでに満開。その向こうの一心行の大桜の大きく広がった枝周りが、うっすらと白くなっているのが分かります。近付いてみると、全体的に蕾が白く膨らみ、部分的には開花が始まっており美しい白い花びらを見ることができます。
ここ数日の阿蘇の天候は良好で、日中の最高気温は20度あたりが続きます。そのため、このまま開花は順調にすすみ、週末はより花見を楽しめる状態に近づくでしょう。満開は来週あたりになります。
撮影：2018年3月31日
〈3月29日〉に開花宣言した一心行の大桜。開花日から阿蘇地方には暖かい日がつづいたため蕾の開くスピードが早く、たった二日間で5分咲きを越え、撮影当日の18時頃（最後の写真2枚）には、開いていない蕾が少なくなり8分咲きに迫りました。これからも天候は良く日中の気温も上がるため、早ければ明日の夕刻頃には満開になる可能性があります。
今日をふくめて桜の花を楽しむには十分なほどに開花しています。明日の『一心行の大桜』は枝が見えなくなるほど美しい桜の花びらが咲きそろうことでしょう。
