塩井社水源 現在状況[南阿蘇村 湧水群 天然水]

【2017〜2021年】南阿蘇 塩井社水源の現在状況

塩井社水源 現在状況[南阿蘇村 湧水群 天然水]

2016年熊本地震は、皆さんもご存知のように「震度7」の激震が2度も発生した大震災です。南阿蘇村にある『塩井社(しおいしゃ)水源』は、地震を起こした活断層に近かったため、2度目の本震の後なんらかの原因で湧き水が止まってしまいました。

こちらでは、地震の影響で天然水が湧かなくなった塩井社水源と神社周辺の状況を更新しています。


下の画像は熊本地震前、豊かに湧き出ている頃の塩井社水源の源泉。

熊本地震前の源泉[塩井社水源・南阿蘇村]


地震後の塩井社水源

2017年2月25日現在

2017年新春は例年より寒波が広がっているため、積雪がおおくて南阿蘇を巡るのが難しいです。ようやく高気圧が広がり気温が上昇したことで、車も自転車もノーマルタイヤで移動できるようになりました。

塩井社水源の目の前にそびえる阿蘇連峰のひとつ『夜峰山』の山肌は枯れ草におおわれている。斜面の茶色いぶぶんは、地震と豪雨で崩れた落ちたもの。
もうすぐ夕刻迫るころの塩井社神社。屋根には細かい枝がかかって土がのっているよう。神社横の水源は新春も乾いたまま。
撮影:2017年2月25日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年2月25日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年2月25日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年2月25日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年2月25日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年2月25日現在[塩井社水源・南阿蘇村]

2017年3月11日現在

午後から南阿蘇遊水群すべてを自転車で巡ると、いつのまにか夕刻。湧き水が出ていた頃は、ボトルに行きがけは飲み水として補給して、帰りがけは紅茶用の水を補給して帰宅するのが習慣でしが、今ではそれもできません。

現在、湧いていない源泉ポイントには竹が挿してあります。ボーリング用の目印です。そんな水源池の底にはたくさんの小枝が散乱して落ちている。

水源横の塩井社神社では、神社社殿と拝殿の修理に、源泉のボーリング掘削の募金を募っています。訪れた方のサポートもお願いしたいところです。
撮影:2017年3月11日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年3月11日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年3月11日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年3月11日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年3月11日現在[塩井社水源・南阿蘇村]


2017年4月16日現在

今年は寒波がなかなか北へ上がってくれない。おかげで阿蘇方面の桜開花が非常におくれている。4月中旬になり気温が上がったせいか、塩井社神社境内の桜が咲き始めました。塩井社水源の桜は、駐車場がある手前の水源公園には、立派に咲きそろう桜が数本植樹してありますが、神社境内には若木の桜が2本程度で寂しいです。

桜が満開時期になると、水源周辺の方々が水源公園に集まって花見が始まります。嬉しいことに部外者の私もお招きに預かりました。鹿肉の刺身に、猪のお味噌汁、野草の天ぷらと美味しいものばかり。また、熊本地震発生からちょうど一年。花見をしながらも話題は地震と豪雨のときの出来事になり、貴重なお話を伺うことができました。水源周辺の皆さん、いろいろと有難うございます。
撮影:2017年4月16日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年4月16日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年4月16日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年4月16日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年4月16日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年4月16日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年4月16日現在[塩井社水源・南阿蘇村]

2017年5月13日現在

ゴールデンウィークがすぎて気温が上がって夏日のような暑さがたまにあります。一ヶ月前のあの寒さはなんだったのでしょう。

先月で熊本地震から一年が経過しましたが、南阿蘇では地震の爪痕が残っています。工事を請け負う施工業者の人手が足りないのもあり、田畑の畦が崩れたままの農耕地はまだまだあります。

さて、塩井社水源に着いて驚きました。なんと!水源からの用水路に水が流れています。ボーリング掘削をして再び水脈を掘り当てた?と思ったのですが、よく見ると用水路の脇から水が流れ込んでいます。この水、実は川の水を引き込んだそうで、水源の湧き水は止まったままです。
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2017年6月18日現在

阿蘇をふくめた九州地方は、6月上旬に例年どおり梅雨入りしました。梅雨入り始めの数日は雨が数日降りましたが、そのあとは雨が降らないことが多く快晴の日があるほど。そんな晴れ日和があるため、自転車で南阿蘇湧水めぐりです。南阿蘇の村道を走っていると、沿道には鮮やかな花が多種多様たくさん咲いており目を楽しませてくれます。

塩井社水源の公園に到着すると、そこには綺麗な紫陽花が咲きはじめています。まだ蕾状態の小さい紫陽花がたくさんそろっているので、しばらくは観賞できそうです。
公園の用水路に勢いよくながれる水。以前は水源からあふれた水が流れていましたが熊本地震で止まった後は、上流の川の水を引いています。川から引き込んでいる周りにはリビングストン・デージーが咲いています。

塩井社神社の境内を訪れると、神社後方の木々が昨年の豪雨で崩れたため、神社に日が差し込むようになって明るい雰囲気に。境内の木の葉にも光が当たるようになり樹葉も鮮やか。さて、塩井社水源の源泉ですが、この日も底が見えて静かなものでした。梅雨の雨が呼び水になることは難しいでしょうが、少しは期待してしまうものです。
撮影:2017年6月18日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年6月18日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年6月18日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年6月18日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年6月18日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年6月18日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年6月18日現在[塩井社水源・南阿蘇村]撮影:2017年6月18日現在[塩井社水源・南阿蘇村]


塩井社水源の観光情報

塩井社水源 [南阿蘇村]

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