熊本地震で大きな被害を受けた俵山トンネルルート【県道28号線(熊本市方面〜南阿蘇村・高森町)】は、〈2016年6月29日〉から県道をふくめた二つのトンネル(俵山トンネル、南阿蘇トンネル)の補修工事に着手しています。
現在、2016年内の開通に向けて全力フル回転で工事は進行中です。こちらでは俵山トンネルの復旧状況を更新しています。
俵山トンネル復旧状況
更新:2016年9月1日
トンネル内部から外部の地盤へ向かってボルトを打込む(ロックボルト)工事を実行中。ロックボルトは、ボルトの引張力を内圧として壁面に作用させて強度を上げる施工工事。
地震で損壊した部分にコンクリートを充填施工しています。
更新:2016年9月9日
破損した内壁修復の途中行程として防水シートの貼付け作業中。内壁コンクリートへの浸水を防止します。
地震で段差と亀裂が生じた部分のトンネル底面の補修工事を実行中。
更新:2016年9月16日
トンネルの補修部分の防水シートの貼付けが完了。
トンネル内壁工事に使用する移動式枠組み『スライド式セントル』を組み立てています。
更新:2016年9月26日
俵山トンネルの入口付近では、地震で大きく損傷した区間に『スライド式セントル』を設置しました。セントルは内壁の作業工程に必須のアーチ状型枠で、防水シート施工、配筋、内壁コンクリート打込みに使用する移動式型枠になります。
トンネルの舗装路の基礎部分になるトンネル底面の補修工事が完了しました。
更新:2016年10月3日
俵山トンネルの修復区画では、防水シートと覆工(ふっこう)コンクリート補強用の配筋の取付が完了しました。あとはスライド式セントルがやってくるのを待つだけです。
南阿蘇トンネルでは、熊本地震による路面と内壁の被害(変状)確認が行なわれました。
更新:2016年10月7日
俵山トンネルに覆工コンクリート打設用の移動式セントルが配置につきました。
ひび割れた覆工コンクリート部分の補修が行なわれました。
俵山トンネルの内壁コンクリート補強用の覆工コンクリート配筋の取付が完了。
更新:2016年10月14日
俵山トンネルでは、スライド式セントルを使用してトンネル内部をコンクリートで固める「覆工コンクリート打設」工事が行なわれています。
南阿蘇トンネルの覆工コンクリート打設工事のあとの修復作業が完了。
更新:2016年10月21日
俵山トンネルでは、防水シートの取付が完了した部分にスライド式枠型セントルが配置されました。
更新:2016年10月28日
舗装路面の側溝の復旧工事。この上に避難通路が施工されます。
南阿蘇トンネル内の覆工コンクリート打設工のためにスライド式セントルの組み立てが進んでいます。
更新:2016年11月4日
更新:2016年11月11日
覆工コンクリート打込みが終了したスライド式のセントルが移動中。
補修工事も大詰めをむかえています。俵山トンネルでは路面の舗装工事に入る準備が整ってきました。
更新:2016年11月18日
トンネル内側の覆工コンクリート打設工で重要な役目を果たしていた『セントル』が解体されています。
セントルで形成された覆工コンクリートで補充が必要な部分が補修されました。
俵山トンネルでは路面の舗装工事の行程に入りました。
更新:2016年11月25日
俵山トンネルの起点(西原村側)のトンネル入口(坑門)周辺の山肌を削り・整えて補強しています。
トンネル入口の構造体をPLC(プレキャスト・コンクリート・ライニング)工法で補修・再生しています。PLC工法は、トンネル補修・補強工事に用いられる方法で、コンクリートの養生・硬化時間が短くなるため、工期を短縮することができます。
俵山トンネルでは行程が進んでいる場所から、道路の舗装復旧が行なわれています。
更新:2016年12月2日
俵山トンネルの起点(西原村側)のトンネル入口(坑門)周辺の山肌の補強が坑門付近まで進んでいます。
俵山トンネルの入口周辺のPLCが進んで、路面基礎部分の構造体が組み上がってきました。
俵山トンネルの補修工事が進んでいる区画では、覆工(ふっこう)コンクリート部分に内装塗装が施されました。