阿蘇地域の2020年お正月は晴天と気温に恵まれ、阿蘇神社では例年以上の人数の参拝者が初詣として阿蘇神社に訪れたようです。
2020年の新春では、拝殿の建つ正面や参道から神殿を望める最後のお正月でした。 神殿を正面や参道から望めるのは、拝殿と楼門が倒壊したためです。
阿蘇神社 重要文化財建造物 6棟
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阿蘇神社 2020《1》
阿蘇神社の復旧状況
阿蘇神社では、平成28年4月16日に発生した熊本地震で被災した重要文化財一の神殿ほか5棟を保存するため、国・熊本県・阿蘇 市の補助を受けて災害復旧工事を進めています。復旧工事期間は、平成28年7月から令和5年12月までを予定。倒壊した楼門は全解体修理を行います。
楼門を除く5棟の建造物は部分修理がすすみ、平成31年3月に復旧工事が無事完了。楼門は多くの支援をうけて令和5年度の完了をめざし修理を進めています。
阿蘇神社 災害復旧現況図(令和元年9月以降)
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1月:修復工事状況
阿蘇神社の現在:仮囲い位置移動
工事区域を分ける仮囲い(かりがこい)を、年始の初詣時期に通路として拡大していた位置から素屋根組立用の位置に移動しました。
楼門修復:下層頭貫木鼻繕い
柱の頭に取り付く頭貫木鼻(かしらぬききばな)は、色々な箇所で大小様々な破損をしていますので、いたるところを修理しています。
楼門修復:下層組物 鬼斗繕い
楼門の隅には鬼斗(おにと)と呼ばれる少し大きめの斗(ます)があります。倒壊時に生じた破損を、埋木・矧木・接着剤付けしました。