〈更新:2017年10月26日現在〉
熊本地震によって草千里展望所周辺の道路(阿蘇パノラマライン)と展望台駐車場が数百メートルに渡って崩壊崩落し全面通行止めになりました。この被害によって〈2016年9月〉まで草千里ヶ浜をふくめた阿蘇山上への観光ができなくなりました。
こちらでは、復旧していく草千里展望台と草千里観光施設のようすを更新してお伝えしています。
- ▼目次
- 草千里展望所
- 草千里観光施設
- 観光の注意・利用情報
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草千里展望所
草千里ヶ浜と南阿蘇立野地区を一望できる草千里展望所周辺は、熊本地震の影響によって阿蘇パノラマラインとともに、路面崩壊と斜面崩落によって交通が断絶。しかし、地元住民の強い要望によって暫定的な片道相互通行ではありましたが早期復旧(関連情報:〔【立入規制解除】阿蘇山上・草千里の観光地復旧状況〕)しました。
撮影:2017年4月28日現在
そして、ゴールデンウィークの混雑を解消するため、2017年4月26日には片道通行が解除されました。片道通行解除を優先したため展望所の復旧はまだです。そのため、各所で駐車して景観を楽しむことはできませんが、徒歩で草千里駐車場から展望所周辺へ遊歩道を上がれば景色を見ることは可能です。ただ、展望所付近の道幅は狭いため、往来する車両に注意してください。
撮影:2017年5月28日現在
先月26日には展望所周辺の片道通行が解除されましたが、展望所の駐車場には工事車両や資材が置かれていたため、ここからの景色を楽しみたいばあいは、車両をいったん草千里前の駐車場へ置いてから徒歩で登ってくる必要がありました。
ところが、周辺の応急修復が完了したため展望所駐車場は利用可能になっていました。ただし、西側の駐車場は崩壊崩落したままなので駐車できる台数は限られています。
あと、ヘアピンカーブあたりの駐車帯の修復はまだなので、しばらくは徒歩で景色を楽しまないといけない事もあるでしょう。ひきつづき往来する自動車に注意してください。
それと、景色を楽しむためとはいえ、崩落斜面に近づきすぎるのは危険です。絶対に安全という事はありませんので。
撮影:2017年10月26日現在
撮影の日に草千里展望所へ訪れてみると。南側展望所の駐車場を閉鎖して修復工事が行なわれていました。ただし、この工事は修復完了間近だったため、現在は駐車することが可能です。
地震による崩壊崩落の激しい北側展望所は、まだ復旧工事中です。工事完了までしばらく時間が必要のようです。展望所付近から眺める草千里は標高が高い位置から望めるので、草千里全体のようすを見渡すことができます。遠くには阿蘇中岳火口と『ロープウェイ火口西駅』が見えます。
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草千里観光施設
草千里の駐車場には、お土産の販売と飲食をかねた店舗が三つならびますが、左側の『草千里レストハウス』は地震被害から復旧できず営業再開ができていません。『草千里グリーンパーク』と『ニュー草千里』は営業しています。
阿蘇火山博物館は〈2017年10月1日〉に全館通常営業を再開しました。
阿蘇火山博物館は、2017年4月22日〜5月21日は営業していますが、熊本地震によって被害を受けた箇所の補修工事があるため臨時休館があります。お出かけの際はご確認ください。
草千里駐車場
草千里ヶ浜へ車でアクセスしたあとの専用駐車スペースがあります。2016年9月16日の阿蘇東登山道仮復旧以来、無料開放されていましたが、2017年4月1日より有料になっています。
料金は以下の通りです。
車 種 | 料 金 |
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二輪車 | 100円 |
乗用車 | 410円 |
マイクロバス | 820円 |
大型バス | 1,630円 |
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観光の注意・利用情報
仮復旧した阿蘇パノラマラインは応急復旧工事による暫定的な開通になっています。そのため、しばらくは天候や状況の変化に対応するために、いくつかの注意事項があります。
道路時間規制
『阿蘇パノラマライン』の時間帯通行規制は〈2016年10月4日〉に『阿蘇南登山道(吉田線)』の復旧開通にともない解除されました。
阿蘇山上へアクセスできる【阿蘇パノラマライン・阿蘇東登山道 坊中線(県道111号線)】では、登山道路の時間通行規制を実施中。夜間は登山道をゲートで封鎖するため阿蘇山上へ行くことはできません。
通行可能時間帯
冬期とそれ以外の季節では、通行できる時間が若干変更されます。
- 3月17日(金)まで〈7:30~18:00〉
- 3月18日(土)から〈7:00~19:00〉
注意事項
当面の間は、一部片側交互通行となります。- 草千里、山上広場駐車場は通常通り利用できます(※草千里展望所付近は駐車不可)
- 雨量が通行止めの規制基準値(連続雨量140mm)に達した場合には、安全確保のため面々通行止めとなります。
夜間は全面通行止めになるため登山道のゲート施錠を行います。遅くともゲートが閉まる30分前には下山をはじめて下さい。- 火口周辺レベルは
引き下げられていないため(現在レベル1)ですが、火口周辺の施設・避難壕や火山ガス検知器などの修復ができていないため、阿蘇中岳の火口周辺1km圏内は、立ち入り規制が続いています。