2017年春の草千里[草千里ヶ浜・阿蘇山]

〈2017年〉阿蘇草千里と周辺状況

〈更新:2017年5月28日現在〉
熊本地震で草千里展望所周辺の道路(阿蘇パノラマライン)が数百メートルに渡って崩壊崩落。これによって、応急復旧した2016年9月まで阿蘇山上と草千里への観光ができなくなりました。こちらでは、復旧していく草千里ヶ浜と周辺観光地のようすをお伝えしています。

熊本地震後から初のゴールデンウィークを迎えた阿蘇山上・草千里。まだ、熊本地震と阿蘇火口噴火の影響によって全ての観光地と施設を楽しむことできませんが、現在の状況を把握して周遊計画のお役にたてれば幸いです。

また、阿蘇中岳火口とその周辺観光地の状況は〔〈2017年春〉阿蘇山上広場の周辺状況〕で更新しています。

〈2017年春〉阿蘇山上広場の周辺状況





草千里ヶ浜

撮影:2017年4月28日現在

2017年春の草千里[草千里ヶ浜・阿蘇山]
阿蘇山上では有名な景勝地である『草千里ヶ浜』。近年発生した口蹄疫(こうていえき)によって放牧が行なわれておらず広い平原を散策満喫し放題です。

目の前にある烏帽子岳は、地震の影響で斜面が崩落。しばらくは登山禁止でしたが、最近安全が確認され写真左側の尾根から登山可能になりました。登山経路は〔【阿蘇五岳】杵島岳、烏帽子岳の登山許可情報〕を参照されてください。

それと、地震後しばらく休業していた『阿蘇草千里乗馬クラブ』の営業が再開されました。しばらくの期間は、5分程度の引き馬で牧草地を乗馬できるそうです。

地震で斜面崩壊した烏帽子岳[草千里ヶ浜・阿蘇山]草千里の西側と烏帽子岳[草千里ヶ浜・阿蘇山]崩落した山頂付近[杵島岳・阿蘇五岳]営業再開した阿蘇草千里乗馬クラブ[草千里ヶ浜・阿蘇山]

撮影:2017年5月28日現在

撮影:2017年5月28日現在[草千里ヶ浜・阿蘇山]
ゴールデンウィークが過ぎ去り少しおだやかな草千里ヶ浜。春の野焼きのおかげで、鮮やかで柔らかい草原が広がっています。登山許可がおりた烏帽子岳も緑の山肌が増えてきましたが、熊本地震で崩れ落ちた斜面は、あいかわらず土色の山肌が露出したままです。

今の季節、ちょうどミヤマキリシマが満開へむけて咲き揃ってきています。草千里を囲む烏帽子岳周辺のあちこちにもピンク色のアクセントが多数。

草千里の草原の引き馬乗馬も営業中です。
撮影:2017年5月28日現在[草千里ヶ浜・阿蘇山]撮影:2017年5月28日現在[ミヤマキリシマと草千里ヶ浜・阿蘇山]撮影:2017年5月28日現在[草千里ヶ浜・阿蘇山]撮影:2017年5月28日現在[草千里ヶ浜・阿蘇山]


草千里展望所

草千里ヶ浜と南阿蘇立野地区を一望できる草千里展望所周辺は、熊本地震の影響によって阿蘇パノラマラインとともに、路面崩壊と斜面崩落によって交通が断絶。しかし、地元住民の強い要望によって暫定的な片道相互通行ではありましたが早期復旧(関連情報:〔【立入規制解除】阿蘇山上・草千里の観光地復旧状況〕)しました。
片道通行解除[[草千里展望所・阿蘇山]]

撮影:2017年4月28日現在

そして、ゴールデンウィークの混雑を解消するため、2017年4月26日には片道通行が解除されました。片道通行解除を優先したため展望所の復旧はまだです。そのため、各所で駐車して景観を楽しむことはできませんが、徒歩で草千里駐車場から展望所周辺へ遊歩道を上がれば景色を見ることは可能です。ただ、展望所付近の道幅は狭いため、往来する車両に注意してください。

片道通行解除[阿蘇パノラマライン・阿蘇山]まだ展望所に駐車はできない[草千里展望所・阿蘇山]展望所の復旧はこれから[草千里展望所・阿蘇山]崩落した展望所からの米塚[草千里展望所・阿蘇山]斜面が大崩壊した立野地区をのぞむ[草千里展望所・阿蘇山]

撮影:2017年5月28日現在

先月26日には展望所周辺の片道通行が解除されましたが、展望所の駐車場には工事車両や資材が置かれていたため、ここからの景色を楽しみたいばあいは、車両をいったん草千里前の駐車場へ置いてから徒歩で登ってくる必要がありました。
ところが、周辺の応急修復が完了したため展望所駐車場は利用可能になっていました。ただし、西側の駐車場は崩壊崩落したままなので駐車できる台数は限られています。

あと、ヘアピンカーブあたりの駐車帯の修復はまだなので、しばらくは徒歩で景色を楽しまないといけない事もあるでしょう。ひきつづき往来する自動車に注意してください。

それと、景色を楽しむためとはいえ、崩落斜面に近づきすぎるのは危険です。絶対に安全という事はありませんので。
撮影:2017年5月28日現在[草千里展望所・阿蘇山]撮影:2017年5月28日現在[草千里展望所・阿蘇山]撮影:2017年5月28日現在[草千里展望所・阿蘇山]撮影:2017年5月28日現在[草千里展望所・阿蘇山]撮影:2017年5月28日現在[草千里展望所・阿蘇山]撮影:2017年5月28日現在[草千里展望所・阿蘇山]


草千里観光施設

営業中の土産飲食店[草千里観光施設・阿蘇山]
草千里の駐車場には、お土産の販売と飲食をかねた店舗が三つならびますが、左側の『草千里レストハウス』は地震被害から復旧できず営業再開ができていません。『草千里グリーンパーク』と『ニュー草千里』は営業しています。

阿蘇火山博物館は、2017年4月22日〜5月21日は営業していますが、熊本地震によって被害を受けた箇所の補修工事があるため臨時休館があります。お出かけの際はご確認ください。

営業中のニュー草千里[草千里観光施設・阿蘇山]補修中の阿蘇火山博物館[草千里観光施設・阿蘇山]

草千里駐車場

草千里ヶ浜へ車でアクセスしたあとの専用駐車スペースがあります。2016年9月16日の阿蘇東登山道仮復旧以来、無料開放されていましたが、2017年4月1日より有料になっています。

料金は以下の通りです。

車 種 料 金
二輪車 100円
乗用車 410円
マイクロバス 820円
大型バス 1,630円


観光の注意・利用情報

仮復旧した阿蘇パノラマラインは応急復旧工事による暫定的な開通になっています。そのため、しばらくは天候や状況の変化に対応するために、いくつかの注意事項があります。

道路時間規制

阿蘇パノラマライン時間通行規制 地図[草千里・阿蘇山上]
阿蘇山上へアクセスできる【阿蘇パノラマライン・阿蘇東登山道 坊中線(県道111号線)】では、登山道路の時間通行規制を実施中。夜間は登山道をゲートで封鎖するため阿蘇山上へ行くことはできません。

通行可能時間帯
冬期とそれ以外の季節では、通行できる時間が若干変更されます。

  • 3月17日(金)まで〈7:30~18:00〉
  • 3月18日(土)から〈7:00~19:00〉

注意事項

  • 当面の間は、一部片側交互通行となります。
  • 草千里、山上広場駐車場は通常通り利用できます(※草千里展望所付近は駐車不可)
  • 雨量が通行止めの規制基準値(連続雨量140mm)に達した場合には、安全確保のため面々通行止めとなります。
  • 夜間は全面通行止めになるため登山道のゲート施錠を行います。遅くともゲートが閉まる30分前には下山をはじめて下さい。
  • 火口周辺レベルは引き下げられていないため(現在レベル1)ですが、火口周辺の施設・避難壕や火山ガス検知器などの修復ができていないため、阿蘇中岳の火口周辺1km圏内は、立ち入り規制が続いています。


【一部復旧】阿蘇パノラマラインへの迂回路《写真でわかる》

【熊本地震後】北阿蘇 観光施設・景勝地の状況