2016年10月8日の噴火より噴火警戒レベルが上がっていた阿蘇中岳火口ですが、本日〈2017年2月7日〉より警戒レベル【2】から【1】へ引き下げられました。
阿蘇火口見学のめど
警戒レベル【1】は、阿蘇山の噴火警戒レベルではもっとも低い。最近の火山活動が安定傾向にあるため、情報が揃った時点で発表されたようです。
また、警戒レベル【1】になると、阿蘇火口見学が許可される可能性がみえてきますが、現在のところ火口見学の再開については未定です。
観光的には火口見学を再開させたいところでしょうが、安全マージンをもう少しとりたいのと、昨年の噴火によって火口周辺の施設・遊歩道に被害が出ているため、復旧作業も行わなければなりません。そういった理由を考えると、火口見学と砂千里ヶ浜の散策には、もう少しの我慢が必要のようです。
道路規制
阿蘇パノラマライン
現在、草千里ヶ浜および阿蘇山上へのアクセスルートは【県道111号線・阿蘇パノラマライン】の[阿蘇東登山道(坊中線)]の一本のみで、車両およびバスは阿蘇山上広場まで行くことが可能になっています。
〔※阿蘇東登山道:JR阿蘇駅・道の駅 阿蘇の交差点から上がります。〕
市道仙酔峡線
国立阿蘇青少年交流の家入口~仙酔峡間が全面通行止
火口東展望所へアクセスできる道路でもある[市道仙酔峡線]は、熊本地震によって道路が寸断されているため『仙酔峡』へ行くことができません。
阿蘇五岳登山
先日、草千里周辺の[杵島岳、烏帽子岳]に規制条件付きの登山許可がおりましたが、阿蘇火口周辺の山々(高岳・中岳・楢尾岳)と斜面ルートの登山ルートは通行禁止です。くわしい規制ルートは以下の画像(噴火警戒レベル1の登山ルート規制図)を参照してください。
また、規制に関する文字情報は〔【阿蘇五岳】杵島岳、烏帽子岳の登山許可情報〕にアップしています。