阿蘇神社(あそじんじゃ)は、約2000年以上の歴史を有する古社。
神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した『健磐龍命(たけいわたつのみこと)』をはじめ家族神12神を祀る。また、大宮司は古代から阿蘇氏の末裔が務めています。
こちらでは熊本地震から復旧している阿蘇神社の現在状況を掲載しています。
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阿蘇神社 2020《9》
8月:修復工事状況
素屋根(すやね) 2階足場拡張
いよいよ柱などの大きな部材の補修を始めます。まず、部材の荷揚げ・補修作業用に足場を拡張しました。
保存小屋(単管小屋)解体
楼門の大きな部材を素屋根内に搬入するため、格納していた保存小屋を解体しました。
素屋根内に大きな部材搬入
下層天井桁繕い
鎌枘(かまほぞ)と呼ばれる継手が折損したため、継木をしました。継木材と古材の継手は鎌枘と形状に差異をつけ、竿車知継(さおしゃちせんつぎ)と呼ばれる継手にしました。
上層廻縁下 前包繕い
水腐れや倒壊時に生じた割れを、埋木・矧木・接着剤付けしました。
下層門扉繕い
南側の扉は倒壊による破損が大きかったため、分解し、折損した框や連子子を取り替えました。
上層廻縁 縁板掛け繕い
上層支輪繕い
仕口の破損や倒壊時に生じた表面のすり疵・へこみなどを、埋木・矧木・接着剤付けしました。
下層柱繕い
倒壊時に生じた割れや表面のすり疵・へこみなどを、埋木・矧木・接着剤付けしました。
柱継木箇所切断1
継木を行う柱の切断を行いました。まず、継手箇所に墨をしたのち、その墨から3mm外して丸鋸で一周切れ目を入れました。
柱継木箇所切断2
次に、丸鋸を入れた箇所よりさらに外してチェーンソーで切断しました。
切断した柱の断面(一部)
説明板設置
2000mm×1220mmサイズの説明板を、楼門南側に2枚、楼門東側に2枚、計4枚設置しました。
説明板設置完了1
楼門南側の説明板です。こちらの説明板は、工事内容・工事によって判明したことなど、情報が盛りだくさんです。
説明板設置完了2
楼門東側の説明板です。こちらの説明板は、工事内容の要点を紹介しています。左側の説明板は、新旧の阿蘇神社境内を比べて見ることができます。阿蘇神社へお立ち寄りの際は、是非ご覧になってください。
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