時刻表 復旧開通いつ[熊本地震 JR 豊肥本線]

【JR 豊肥本線】熊本地震から復旧運行

時刻表 復旧開通いつ[熊本地震 JR 豊肥本線]

2016年 熊本地震による阿蘇立野地域の斜面崩壊で、JR 豊肥本線の線路が寸断。震災から4年以上ものあいだ肥後大津駅と阿蘇駅の区間は不通となっていましたが、2020年8月8日に全面復旧となります。

国道・鉄道寸断場所[熊本地震 JR 豊肥本線]
JR 豊肥本線の寸断された斜面崩落部分は、外輪山の天辺付近から崩れるほど大規模なもので、付近にあった国道57号道路や阿蘇大橋を完全に破壊。また、激震による地殻変状も重なっていたため震災後しばらくしても復旧のめどは不明でした。
しかし、復旧作業にたずさわる人たちの懸命な作業により、斜面崩落部の欠壊防止対策が概成したことを受けて工事工程を精査。その結果、JR 豊肥本線の運行再開ができる見通したたちました。

復旧:国道57号・新阿蘇大橋
なお、同じく阿蘇大橋地区の斜面崩落によって通行止めが続いていた国道57号(現道)は、2020年10月ごろに復旧する見通し。さらに、新しく架け替える国道325号『阿蘇大橋』については、2021年3月ごろの開通見込み。

阿蘇大橋・国道325号《復旧〜開通日》

開通:新国道57号・北側復旧ルート
また、阿蘇北外輪山を新たに掘削した『二重峠トンネル』を通過する新しい(迂回路)国道57号『北側復旧ルート』も、2020年10月ごろの開通予定。



JR 豊肥本線:復旧開通の概要

復旧開通日はいつ[熊本地震 JR 豊肥本線]
JR 九州は、熊本地震発生の翌年となる2017年年4月から、肥後大津駅そばに『豊肥本線復旧事務所』を開設し、復旧工事に着手。斜面崩落で寸断された国道57号や外輪山斜面の安定化、さらに砂防などの関連工事との調整も行いつつ復旧を進めました。
それにともない国土交通省は、2016年4月の熊本地震で被災した JR 豊肥本線の肥後大津~阿蘇間(約27.3km)について、2020年8月頃に運転再開の見通しと発表。
観光列車 あそぼーい![熊本地震 JR 豊肥本線]
JR 豊肥本線は、九州中部の大分~熊本間を結ぶおよそ148kmの鉄道路線で『阿蘇高原線』という愛称で親しまれています。また、JR 九州の観光列車『あそぼーい!』や『ななつ星 in 九州』といった、同路線を運行する人気の観光列車も再開されます※1。(※1:震災後は運休・ルート変更などが行われました)

観光特急・特急列車の運行

JR 九州が、復旧全線開通する豊肥本線の特急列車の運行体系を発表。
特急 あそぼーい![観光列車 時刻表:JR 豊肥本線]
観光特急『あそぼーい!』は、熊本~別府間を直通で1日に1往復。また、観光需要の高い阿蘇地域へのアクセスを見込んで、熊本~阿蘇・宮地間に新たに特急『あそ』を設定する。熊本地震前と比べ運行体系の変更はあるものの、運転本数は震災前と同等を維持しています。

JR 豊肥線:立野スイッチバック復活

阿蘇立野 スイッチバック[熊本地震 JR 豊肥本線]
熊本地震から復旧する JR 豊肥本線は、阿蘇外輪山の峡谷となる立野地区を通過するルート。

熊本地震で寸断された立野駅と赤水駅の区間には、傾斜地でも列車がスムーズに通過できるように『スイッチバック』が設けられていますが、不通区間の復旧に合わせてスイッチバックも復活することになります。

JR 九州によると、不通区間の復旧作業と合わせて新たな勾配緩和方法を検討したものの、スイッチバック以外の方法で急勾配をクリアするのは技術的に難しいため、従来ルートの原状回復を決めています。
また、同社の青柳俊彦社長は「不通区間の中でも被害が大きい箇所で難工事だった。ぜひ(豪華寝台列車の)『ななつ星 in 九州』を再び走らせたい」と述べています。