〈更新:2016年7月31日現在〉
夏といえば水分補給に気をつかう季節。熱中症に注意して旅先でもミネラルウォーターを購入される方も多いでしょう。
![湧き水を汲む観光客[白川水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF0971-300x200.jpg)
ところが、南阿蘇には日本でも誇れる伏流水(湧き水)があります。とくに観光客に人気なのが『南阿蘇湧水群』で、アクセスがしやすい平野部に集まっているところが利用しやすくリピーターも多い。
しかし「平成28年(2016年)熊本地震」によって南阿蘇湧水群の現状が気にかかる方も多いでしょう。せっかく遠路はるばる観光に訪れるのだから現地情報は知っておきたいところです。
ということで、南阿蘇湧水群のなかでも観光名所として人気の高い『白川水源』の地震後状況をアップしました。
白川水源
湧水池

こちらの水源・水脈に関しては地震による影響は受けていないようで、湧水量に大きな増減や濁りがでたという情報は上がっていません。
実際、ここ3ヶ月以上ひんぱんに水源を訪れて給水していますが、ボトルに汲んだ天然水をジックリ確認するも濁りは感じられず、美味しい水に変わりありません。
![源泉見学場所も安全[白川水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF0977-300x200.jpg)
観光で訪れるのであれば、こんこんと湧き出るようすを実感してください。湧水池の底から湧き上がる天然水を間近で見れる源泉見学スペースも問題なしです。
![午後の源泉[白川水源・南阿蘇村]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF1434-200x300.jpg)
また、天候や時間によって水源の見え方には相当な差があります。太陽光線が上からあたる昼頃が水源もきれいに写るでしょう。
![水面を揺らす湧き水[白川水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF0982-300x200.jpg)
この日も源泉の水面はユラユラと大きく揺らいでおり、豊富な天然水を沸き出させている。
![湧水の汲み場[白川水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF0972-300x200.jpg)
せっかく水源を訪れたのであれば汲んで飲みたいものです。そのために広い汲み場も設けてあります。こちらのスペースも地震の影響は受けておらず、備え付けの柄杓(ひしゃく)と漏斗(じょうご)で湧き水を汲みあげることができます。また、汲み場そばの店舗では、専用のペットボトルが販売されており、汲んだ水を持ち帰りできますよ。
白川吉見神社
![白川吉見神社[白川水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF0987-200x300.jpg)
地震の影響を受けたのは水源のそばにある『白川吉見神社(しらかわよしみじんじゃ)』ですが、被害状況は地震規模からいくと軽微。地震後すぐでも境内の歩行にも問題ありませんでした。
![被災後の鳥居[白川吉見神社・南阿蘇村]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF8906-300x200.jpg)
被害といえば、鳥居の片方に亀裂が入ってしまいましたが、補修と固定処置することで現在では添え木もなく完全に修復されています。
![修復された灯籠[白川吉見神社・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF0975-300x200.jpg)
ほかは、灯籠が2基ほど倒壊。こちらも直ぐに修復されました。
![震災後も無事な拝殿[白川水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF8902-300x200.jpg)
神社の右後方の斜面が少し崩れておりブルーシートが掛けられていますが、神社の拝殿・社殿に破損箇所はなく、従来どおり参拝することができます。
観光施設
観光名所として観光客をおもてなしする物産館、カフェ・レストラン、土産屋、お手洗いをふくめた湧水公園の施設が通常どおり利用できます。
あれだけ強い地震であったにもかかわらず、少ない被害ですんだのは幸いでした。
[白川水源 観光情報]は別記事として掲載しています。
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塩井社水源
![塩井社水源の湧水池[熊本地震前]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/05/0429-5-1-300x200.jpg)
もうひとつ現状をお伝えする水源は、熊本地震の影響を受けて湧き水が枯れてしまった『塩井社水源(しおいしゃすいげん)』です。
遊歩道・塩井神社
![遊歩道と枯れた水路[塩井社水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF1037-300x200.jpg)
塩井社水源は灌漑(かんがい)用水の水路に沿って遊歩道と公園が整備されています。遊歩道を歩いていれば常に用水路の確認ができるため、水源の状態は一目瞭然。遊歩道とガードレールの間にある凹みが水源からの用水路。
![干上がった用水路[塩井社水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF1059-200x300.jpg)
カラカラに乾いた用水路が、まだ湧き水が出ていないことを教えてくれる。こちらの水源にも水神さまを祀る『塩井神社』がありますが、拝殿が倒壊しているため、その後の状況も気になります。
![倒壊した鳥居[塩井社水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF1043-300x200.jpg)
倒れてバラバラになった鳥居も、これだけ月日が経過すると草花に埋もれていきます。
![塩井神社の本殿・拝殿は倒壊撤去済み[塩井社水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF1045-300x200.jpg)
塩井神社の境内に入ると、崩れた拝殿を運び出したため本殿のみがヒッソリとたたずむ。ここで一つ気付いたのが、本殿後ろの斜面も結構崩れていることです。今年の梅雨は凄まじい雨量だったので本殿が無事でなにより。
![拝殿の土台[塩井神社・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF1047-300x200.jpg)
崩れた拝殿は撤去され、まっさらの土台がそこにありました。かなり状態がいい土台のため、近いうちに拝殿の再建がされるのか興味深い。
湧水池
![干上がったままの水源池[塩井社水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF1052-300x200.jpg)
地震の影響で枯れてしまった水源を確認。100日以上経過した現在もなお、湧水池には水の存在もありません。
![源泉に雨水の溜まりあと[塩井社水源・地震後7月31日]](http://asolog.mt-biker.net/wp-content/uploads/2016/08/DSCF1049-300x200.jpg)
湧き水が出るあたりの源泉ポイントに水の溜まった後がありますが、たぶん雨により一時的にあった水でしょう。雨水では呼び水にはならないようです。
大震災から三ヶ月以上経過しても水源は枯れてしまったままですが、南阿蘇に出掛けたら必ず立ち寄るのが、こちらの水源。このまま湧水が出ない状態が続けば、最終的手段としてボーリング掘削で水脈を掘り当てる方法しかありません。しかし、余震が長期間起こらない期間に入らないと実行できないでしょう。
[塩井社水源 観光情報]は別記事として掲載しています。
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南阿蘇水源めぐり
明暗を分けたような訪問になってしまいましたが、幸いなことに、他の水源地では地震の影響はなく、暑い夏でも冷たく豊富な天然水を湧出させています。安心して「南阿蘇湧水群めぐり」を旅行計画に入れてみてください。
また、枯れてしまった「塩井社水源」ですが、訪れたり散策するのに何ら問題はありません。神社に「湧き水が復活するように」願掛けしていただければ嬉しいです。










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