2018年1月12日、南阿蘇村立野地区の『おべんとうのヒライ阿蘇立野店』が営業を再開しました。
ヒライ立野店は、阿蘇へのメインアクセスルートでもある国道57号線沿いで営業していましたが、2016年に発生した熊本地震によって、数百メートル先の対向4車線の道路と『阿蘇大橋』が外輪山の崩落とともに崩壊。一夜にして阿蘇の玄関口は閉ざされてしまいました。
激震に見舞われながらも、幸いなことにヒライ立野店の施設に問題はなくは安全が確認されました。ところが、立野地区の被害は甚大で、震災による断水のほか豪雨による土砂崩れによって長期の避難勧告が発令。とても営業ができる状態ではありませんでした。
それから年月はたち、2017年8月に長陽大橋ルートが臨時復旧。同年の10月には長期避難世帯認定も解除されたことにより、立野へ戻ってきた住民からも営業再開を望む声が上がったことから、このたびの再スタートを切ることになりました。
営業時間は、熊本地震以前は24時間営業でしたが、再開後しばらくは〈6:00 ~ 21:00〉までの営業になります。
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ヒライ阿蘇立野店のようす
熊本〜阿蘇〜大分・宮崎を通過するビジネスマンと観光客に、美味しくてリーズナブルな食事と休憩場所を提供するのが『ヒライ 阿蘇立野店』です。ちなみに営業再開を期に、阿蘇復興への願いを込め店舗名を『立野店』から『阿蘇立野店』に変更しました。
1月12日:熊本地震後の営業再開
営業を再開した『ヒライ 阿蘇立野店』の外観を見て、熊本地震後に修理をかねてリニューアルしたと思う方も多いでしょう。しかし、じつは地震が発生〈本震:2016年4月16日〉する前の〈2016年4月7日〉にリニューアルしたばかりだったのです。あの激震を耐えた店舗施設の耐震性はすごいです!
阿蘇地方は、1月10日あたりから断続的に雪が降り始め、営業再開前日の1月11日には、阿蘇地域の道路のほとんどが積雪凍結する事態になり営業再スタート初日は大丈夫なのかと心配しましたが、予定通り12日の午前8時から営業再開できました。
店舗は従来どおり、お弁当と飲食料品の販売のほか、出来立ての温かい麺類・丼物がいただける広いイートインコーナーを備えています。
この日は営業再開当日にもかかわらず、お弁当の品ぞろい数ともに充実。お惣菜やおかずを単品から購入できるスタイルも従来どおり。そのほか、テレビで紹介され全国的に有名になった『ちくわサラダ』も好評販売中です。
さらに季節は極寒の冬。寒さが厳しい阿蘇の店舗だからか、4台以上のウォーマー什器に温かいペットボトル飲料がズラリと陳列されていました。
この他にもパン・菓子・お酒とコンビニエンスストアのような品揃え。また、地元住民が生活必需品を必要なとき、すぐに購入できるよう醤油や乾麺のほか、歯ブラシ、食器用洗剤といった日用品も販売しています。
阿蘇へ向かう皆さん。長陽大橋ルートを行き帰りするなら是非とも店舗に補給・休憩にご来店ください。
元祖 ちくわサラダ
ヒライで販売している『ちくわサラダ』は、ちくわにポテトサラダをたっぷり詰め込んだお惣菜。近年テレビ番組や各種メディアで紹介されたことで『ちくわサラダ』の知名度は全国区。
他県から熊本へ訪れた観光客が、ちくわサラダを食べるためにヒライ店舗に寄ることが珍しくないほどの知られたB級グルメ食品になっています。
この人気お惣菜ちくわサラダは、ヒライが考案した商品。
誕生したのは今から30数年前、当時は「ちくわ」が人気で各家庭の食卓によくあがっていた食品でした。そんな当時のヒライで「おいしい!」と好評だったのがポテトサラダ。
この美味しいポテトサラダと、世間で人気のちくわを合わせれば、より美味しいモノが生まれるのではないか?という発想でした。
そんな理由で、ちくわにポテトサラダをタップリと詰め込んで、仕上げに油で天ぷらにしたのが『ちくわサラダ』になりました。この加工食品はヒライが考案して販売しはじめたため、ちくわサラダの元祖はヒライなワケです。
そうやって誕生した『ちくわサラダ』は、そのままオヤツとして食べてもいいし、酒の肴にしたり、ご飯のおかずに食べる人もいます。
ネット販売
遠方に住んでいる地域の方が、元祖ちくわサラダを食べたくなったら通信販売で購入すれば良いのでしょうか?ところが残念ながら、ちくわサラダはインターネットからの注文販売には対応していません。
そのため、元祖ちくわサラダを食べるためには、熊本と福岡に展開する店舗で直接購入するしかありません。
店舗情報
- 店舗名
- おべんとうのヒライ 阿蘇立野店
- 所在地
- 阿蘇郡南阿蘇村立野835-2〔地図〕
- 営業時間
- 6:00 ~ 21:00
- 備考
- イートインコーナーあり