国道57号線のUターン標識

【熊本地震】立野・国道57号線と新阿蘇大橋の現状

阿蘇の立野地区といえば熊本地震と豪雨によって大きな被害があった場所のひとつ。家屋だけでなく道路と鉄道といった交通インフラを根こそぎ破壊されてしまった。

その甚大な被害をもたらし地震と豪雨から半年以上が経過しようとしています。ちょうど年の瀬も迫って来ていたので、気になる現地へむかいました。

寸断された国道57号線

対面通行2車線[阿蘇立野・国道57号線]
国道57号線をひたすら阿蘇へすすむと、大津町瀬田の飲食店『より鶏味どり』あたりで、対向4車線だった道路が対面通行2車線になる。
臨時中央分離ポール[阿蘇立野・国道57号線]
これは下り車線を暫定的に対面2車線にしているため中央分離ポールが並ぶ。この状態が約4キロメートル続くことになる。
狭い路側帯[阿蘇立野・国道57号線]
この区間を自転車で通行するばあい、気をつけないといけないのが路側帯の狭さ。もともと2車線の車両を同方向へ走らせる設計なので、両側を路側帯として使用する前提ではないため、この部分がけっこう狭い。危惧するのは、車幅の広い車両がセンターラインを越えて抜きたくても、中央分離ポールがあるため抜けなくなる事です。

この路側帯の状態はずっと続くため、自転車で走行するばあいは【県道207号線】を通って阿蘇口交差点から【国道57号線】へアクセスするのが安全だと思います。
土石流止め[阿蘇立野・国道57号線]
さて、阿蘇口交差点へ到着。こちらは外輪山の天辺辺りから大きい斜面崩壊が発生したため、しばらく国道57号線を通行止めにしてしまった。
上り線を埋めた土石流[阿蘇立野・国道57号線]
土砂の量が多過ぎるため現在でも片側2車線は埋もれたまま。
復旧工事中の上り線[阿蘇立野・国道57号線]
また、交差点から路側帯みたいな線は完全になくなります。反対の上り車線は修復工事中。
避難的に歩道走行[阿蘇立野・国道57号線]
この辺りから狭い車道を自転車で走るには安全ではないため、避難的に歩道を走行。
閉鎖中の立野駅[JR豊肥本線]
歩道の坂を上がっていくと右方向に『立野駅』が見えてきます。JR豊肥本線が立野地区の斜面崩壊によって線路が寸断。その影響で列車は途絶えており、線路も赤茶色に錆びています。
長陽大橋の立野側工事現場
駅より遠くに視線をむけると、そこには『長陽大橋』周辺の復旧工事のようすがうかがえる。長陽大橋は西側の接続道のほとんどが崩壊崩落してしまったため、道路が通っていた付近の地形全体を整えているようです。
地震休業中のヒライ立野店[阿蘇立野・国道57号線]
立野地区のランドマークといえば『おべんとうのヒライ 立野店』ですが、地震以来ずっと休業中。また食料品が買えるのはいつの日になるだろうか?後方外輪山の斜面崩壊が家屋も巻き込んで凄まじい。
国道57号線のUターン地点[阿蘇立野]
阿蘇立野病院の手前辺りから再び対向4車線になりますが、数百メートルくらい進んだところで通行止めポイント。ここで一般車両はUターンになります。このあたりの様子をうかがっていると、たまにカーナビの案内通りに進行して迂回路がわからない車が来ていました。


新阿蘇大橋

阿蘇大橋の架け替え工事はすでに開始されており、現場では次々と工事に着手しています。
新阿蘇大橋の工事現場
先程のUターンポイントあたりから新しい阿蘇大橋が架かります。実際に橋が伸びていくであろう方向を眺めると着工した工事現場をみることができます。画像の奥にある橋は『南阿蘇橋』
長陽大橋の戸下側斜面工事
新阿蘇大橋工事現場の谷向こう側へ目を向けると、斜面崩壊した戸下側の堀削をしているようすが見れます。この辺りの下を長陽大橋の接続道路が通過するため周辺地形の成形補強工事が進められています。
長陽大橋復旧工事[立野側]
また、長陽大橋の立野側は、道路周辺の土砂堀削作業がすすめられており、小高い丘の木は伐採され脆い地形は削られています。

2016年後半になって不通だった道路が急ピッチで復旧しています。それに連動するように阿蘇架橋の工事も進んでいます。まずは長陽大橋が2017年の夏頃に復旧予定なので、立野地区が賑やかになる日も近いです。



【熊本地震】長陽大橋の復旧状況〈1月30日更新〉